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THE DARKNESS
00年にイギリスのノーフォーク州にて結成された、ジャスティン・ホーキンス(vo&g&key)、ダン・ホーキンス(g)、フランキー・ポウラン(b)、エド・グラハム(dr)から成るロック・バンド。
80年代のメタル・シーンを彷彿とさせるルックスとポップかつロマンチシズム溢れるメロディで、ガレージ勢が隆盛を極める英シーンに突如として降臨。キャット・スーツに身を包んだフロントマン、ジャスティンの古典的ロック・スター然とした佇まいとファルセット・スクリームが各方面から熱い支持を集め、一躍トップ・スターダムに登りつめる。
ヘア・メタルや古き良きハード・ロックへの憧憬を感じさせる彼ら。決してそのパロディに陥らない理由は、卓越したソングライティング力、ひいてはメロディ・メイカーとしての天賦の才を強く印象付けるデビュー・アルバム『パーミッション・トゥ・ランド』(03年)を一聴すれば明らかになるはずだ。


THE WHITE STRIPES
97年結成。米デトロイト南西地区出身のジャック・ホワイト(vo&g)とメグ・ホワイト(dr)による姉弟デュオである。
99年に1stアルバム『The White Stripes』、00年に2ndアルバム『De Stiji』を発表。ドラムとギターのみというシンプルかつ、ピュアなロックンロール・ソングスを繰り広げ、ペイヴメントやスリーター・キニーなどとライヴ活動も行う。そして、メンフィスにて録音された3rdアルバム『ホワイト・ブラッド・セルズ』(01年)がイギリスを中心に大ブレイクし、ストロークスやブラック・レベル・モーターサイクル・クラブらとともにメインストリームにおいて一躍その名を轟かせた。

THE VINES
オーストラリア、シドニーで結成された、ザ・ヴァインズ。メンバーはクレイグ・ニコルズ(vo&g)、パトリック・マシューズ(b)、ハミッシュ・ロッサー(dr)、ライアン・グリフィス(g)の4人。
01年、ほとんど無名だった彼らのデモ・テープをプロディジーやバッドリー・ドローン・ボーイなどが所属する<XLレコーディング>の関係者が入手。その後リリースされた限定シングルがUKメディアを中心に高い評価を得て、瞬く間にその名をシーンに轟かせた。そして、02年に待望の『ハイリー・イヴォルヴド』を発表。グランジ・シーンに影響を受けたと思われる、ハードでカオティックなギター・サウンドと、60年代のマージー・ビートを彷彿とさせる儚げで美しいメロディが融合した曲群に熱烈なファンが増殖中である。


GREEN DAY
3コードによるメロディアスかつキャッチーな曲、歌詞は下品な社会風刺――70年代に勃発したパンク・シーンの精神を継承しながら、それをよりポップにアレンジし、多くのキッズを魅了してやまないグリーン・デイ。94年にリリースした3rdアルバム『ドゥーキー』収録の「バスケット・ケース」の爆発的人気は、本国アメリカのみならず、ここ日本にも飛び火し、メロコア・シーン大好況の一因となったといっても過言ではない。
幼馴染みであったビリー・ジョー・アームストロング(vo&g)、マイク・ダーント(b&cho)が中心となり始めたスウィート・チルドレンを母体とし(なんと当時14歳!)、89年に改名。1stアルバム『1039/スムーズド・アウト・スラッピー・アワーズ』(91年)リリース直後、トレ・クール(dr)が加入し、最強最悪(?)のメンツが揃う。
意固地なまでにポップかつファニーなスタイルを貫き通す彼ら――ニルヴァーナ亡き後、暗く沈んだUSオルタナティヴ・シーンで、そのあからさまな直球ポップ・パンクが大いにもてはやされたことは必然だったのかもしれない。しかし、耳の肥えたリスナーから、無遠慮に毛嫌いされているのもまた事実だ(94年のウッドストックで観客と泥の投げ合いになったのがいい例)。
00年、6枚目となるアルバム『ウォーニング』を発表。ビリー・ジョーの愛嬌ある歌声はいまだ健在であるし、テクニカルな演奏は前にもまして熟達した印象を受ける。ポップ・パンク/ファン・パンクの軽ノリなイメージを払拭する新局面を期待しつつも、やっぱり彼らのメロを口ずさんでしまうのであった……。
 

50CENT
ニューヨークのクイーンズ地区に生まれた50セントは幼い頃に両親を亡くし、祖父母に育てられた。おそらくその頃から養ってきたであろう反骨精神は彼をストリートに駆り出し、ラップへの情熱を煮えたぎらせ、RUN D.M.C.のジャム・マスター・ジェイ(故人)のレーベル<JMJ>と契約。だが、レーベル自体の業績が芳しくなかったことを受け、99年に<コロムビア・レコーズ>に移籍し、アルバム『Power of the Dollar』を完成させる。しかしながら、00年に銃撃され、レーベルとの契約は解除。結局アルバムもお蔵入りになってしまう。そんな中でも曲作りに邁進した50セントは自主制作盤を発表し続け、その音源がエミネムの耳に届き、彼のバック・アップの下、03年にアルバム『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』をリリース。ドクター・ドレーとエミネムをエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えた本作が、シングル「イン・ダ・クラブ」とともに大ヒットを記録し、アメリカのみならずイギリスでもその名を轟かせた。


MORRISSEY
傷つきやすく頭でっかちな十代、我々はいったい何度、儚くも麗しいスミスの音楽に胸を熱くしたことだろう。
盟友ジョニー・マー(g)の脱退が引き金となり、88年にスミスの解散を表明。以降、ソロ・アーティストとして、新たな船出へと乗りだす。『ビバ・ヘイト』『ユア・アーセナル』『ヴォックスオール・アンド・アイ』など、スミスの音楽性をビルド・アップさせたかのような傑作を続々とリリースし、セールス的にも大きな成功を手にするまでになったモリッシー。しかし、そのスミス的なサウンド・アプローチは、かえってジョニー・マーの不在を再確認させるのであった。結局、モリッシーはマーの幻影を完全に断ち切ることはできなかったのだろうか。



THE OFFSPRING
83年、カリフォルニア州オレンジカウンティで、ハイスクールの同級生であったデクスター(vo&g)とグレッグ・K(b)が、ソーシャル・ディストーションのライヴに感化されてバンドを結成。のちに、ヌードル(g)とロン(dr)を加え現在の不動のラインナップが完成する。当初は、マニック・サブジダルと名乗り活動していたが、86年にオフスプリングに改名。2年後には1stアルバム『オフスプリング』をリリースするものの、こちらは泣かず飛ばずの結果に終わってしまった。内容としては、T.S.O.L.やデッド・ケネディーズといったグループからの影響が色濃いが、近年の彼らの原型ともいえるメロディはこの時点から、ほんのりと輪郭をみせていたといえるだろう。
その後、エピタフに移籍した彼らは、92年に2ndアルバム『イグニション』を発表――38万枚以上というセールスを記録。約2年の歳月をおいてから発表された3rdアルバム『スマッシュ』でも800万枚以上のセールスを叩き出し、メロコア/ハードコア・シーンで確固たる地位を築いた。この2作品で、「一発でガツーン!」と耳に入り込んでくる強靭なメロディはパーフェクトに完成され、今ではお約束の「アラビックorアラビアン」のようなおバカナンバーも、以降の作品に必ず登場するようになったのだ。
その後96年、<エピタフ>の財政面やオーナーへの不信感を抱いていた彼らは、メジャーの<コロムビア>へ移籍し、『イクスネイ・オン・ジ・オンブレ』を発表。また、翌年『アメリカーナ』、00年には『コンスピラシー・オヴ・ワン』をハイ・ピッチで作り上げている。各作品共に、革新的な要素は少ないが、楽曲構成などにおいて円熟味は増幅――つまり、メロコア・キッズ&ガールズが望む、楽曲中のキメ(フレーズ)を的確に仕上げているのだ。
歌詞においては、「アホ(エロ)・熱血(青春)・社会派メッセージ」といった具合に振幅が激しいが、それもまた彼らの魅力……といったところ。
またパブリックなイメージに反してデクスターは、元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラと共に収益基金組織F.S.U.を設立しライヴを行っているほか、他界したソーシャル・ディストーションのギタリスト、デニス・ダネルの残された家族へのベネフィットにも参加している。



 



 


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