
England
v.s. Sweden
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東浦和駅に集まり始めるサポーター
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東浦和駅にはスウェーデンのユニフォームを着たサポーターとそしてイングランド人の姿があった。キックオフの5時間前にも関わらず、である。
埼玉でのワールドカップ緒戦として、また、日本では"ベッカムのイングランド"として注目を集めるこの試合だが、改めてこのワールドカップの規模の大きさを感じた。そして、一試合のために非常に多くのエネルギーが注入されていることも実感させられる。
まず目についたのがボランティアの方々の姿である。公式パンフレットにはスタジアムへのゲートとして記載されている東浦和駅。一つの駅に過ぎないが、この駅だけで約50名のボランティアの方が休日にも関わらず参加されていた。
更に約40名ほどの警察官の姿。埼玉ではイングランド戦という事で特別に人員を配することもなく全試合に臨むという。埼玉だけでなく、他の都道府県からの応援も依頼し、大会の運営を行う。あまり多くの緊張感をかもし出しながら対応するものではない。一方では安全面を保証するだけの警官の配備を望みたい。分かってはいるが、サポーターはわがままなものである。
特筆すべきはフーリガン?
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スタジアム入り口のチェック
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さて、先にも述べたように、この試合はイングランドの緒戦として注目をされるが、一方では噂のフーリガンの真実を見るためにも注目された試合となった。結論から言うとこの試合におけるサポーターの『フーリガン化』は無かった。実際に最近のプレミアシップを観戦されている方はご存知と思うが、英国のサッカーファンの試合に臨む態度というのはすこぶるよい。(LEEDS-MAN
U のような一部の試合を除くが)経験からもファンの雰囲気はスペインやイタリアに比べると、英国やドイツのファンというのは、紳士的にサッカーを楽しんでいると思う。話を戻そう。この試合においても、イングランドの応援の態度は素晴らしく、また数多く集まったサポーターの姿には多くの日本人が感銘を受けたのではないだろうか。
エリクソンの苦悩は続く
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スタジアム内の様子
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イングランドのチームの印象を少し。今大会までにエリクソンが作り上げてきたチームは、故障という計算の出来ない要因によって大きく変更を余儀なくされた。なかでもジェラードの欠場が与える影響というのは計り知れない。
この試合において、エリクソンが『ジェラードの代わり』であるハーグリーヴスに望んだものは中盤からの左右への展開と、中央に待つ“ストライカー”オーウェンを活かせるパスである。しかし、ハーグリーヴスにはスウェーデンの前線からの早いチェックに対して前を向いて局面を打開する“勇気”が無かった。そして、後ろを向いてボールを下げるだけになってしまった。そうなるとイングランドの攻撃は左右からのアタックということになる。右は負傷上がりのベッカム。左には“アタッカー”であるヘスキー。右からはボールが上がるが、左からセンタリングが上がるにはアシュリー・コールのオーバーラップを待つことになるのだが、左サイドのスペースを任せらるほどのパフォーマンスはこの日のハーグリーヴスには望めなかった。
中央からも、そして左サイドからも効果的なチャンスが作れなかったため、エリクソンは前線で意欲的な動きを見せ、間違い無く及第点をあげられるヴァッセルを代え、アクセントの為にジョー・コールを投入する。だが、『ガッザの後継者』を期待される原石は未だその輝きを発することはできなかった。
左サイドは適任が見当たらない。分かっていたことだが、中央のジェラードに代わりは無い。エリクソンに道は見えていない。
スウェーデン
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旗を配るスウェーデンサポーター
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一方のスウェーデンは前半こそイングランドの勢いに押し込まれていたが、徐々にこぼれ球を拾い始め、ボールをキープできるようになったことで、前線へと人数をかけられるようになる。その結果が得点へと繋がった。しかし、こちらも単発的な攻撃の繰り返しで、ラーションのスピードを全く無視したような戦いぶり。それでも後半はチャンスを作っていたのはスウェーデンであり、同点に追いついたのは必然だったろう。同点で終了したスウェーデンだったが、試合終了後の歓喜はサポーターと共に分かち合っていた。日本に滞在しているスウェーデンのサポーターが多くチケットを手に入れたとのことだったが、ゴール裏の一角を閉める黄色いスタンド。試合前に手作りの旗を配っていた彼等の思いは確実に選手に届いていたのだろう。肩を落とし足早に去っていったイングランドと対照的な姿はあるいは勝者のそれだったのかもしれない。
勝ち点1
両チームが勝ち点1を手に入れた試合は、スウェーデンにとっては大きく、そしてイングランドにとっては残念な勝ち点1だった。驚くほど多くのサポーターが訪れ、スタジアム中に所狭しと飾られたセント・ジョージの旗。そして、“ベッカムの”イングランドを応援に訪れた多くの日本人のサポーターの声援の中でさながらホームゲームのような雰囲気の中で戦えたのだ。欲しかったのは、手に入れなければならなかった勝ち点3をつかみきれるほどのパフォーマンスは見せてくれなかった。
確実に不利になった。次のアルゼンチン戦がかぎを握る。そう、残るか、醜態をさらすか。98年の因縁。フォークランド紛争、いや66年の優勝の時から始まった両者の戦いに刻まれる歴史の1頁は日本の北の都、札幌で行われる。
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